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*TSUBASA WORLD*#3

日常の戯言や趣味で書いてる駄文の言い訳など。

   

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バレンタインのSS(※ぬるいR-18なのでご注意)

だーいぶ昔に書いた小説の整理をしてたら、発見したものです。
拙すぎて恥ずかしいんですが、これでも当時の自分には精一杯の文章なんだろうと思うので、書き直したいという衝動を必死に堪え(苦笑)掲載してみました。
……ちなみに、うちの職場は人多すぎて義理チョコなどという悪しき慣習はないので、女子力低い私には大変助かります(笑) 

 
『バレンタイン革命』

 
今日は乙女の勝負の日、バレンタインデー……の翌日15日。
私、三枝 真琴は5年前からずっと一人の男にチョコをあげつづけてる。
それは隣に住んでる幼なじみの樫原 歩。
私がバレンタインの日にチョコを渡さない理由。
歩はモテるから毎年たくさんのチョコを貰ってる。ほとんどが本命。
しかも歩は優しいから、その全部を受け取ってる。
私のチョコをただのその中のひとつに見てもらいたくなくて、ちょっとでも印象が残るようにいつも翌日に渡してた。
それだけじゃない。
歩は私のことを友達としか思っていないのに、私がこんなに歩のことが好きだなんて知られるのが恥ずかしくて、わざと義理チョコを装って渡してる。
いつかは素直に自分の気持ちを言える日が来たらいいのに……。
 
 
学校から帰って、昨日作っておいたチョコを持って歩の家に向かった。
チャイムを鳴らすと、お風呂上りの姿の歩が姿を見せた。
髪についた水滴が明かりを受けてキラキラ光って、いつも見ているのに何だか見惚れてしまう。
「…どうかした?」
不思議そうに歩が私を見つめてくる。
歩の顔が近くて、恥ずかしさのあまり思わず顔を反らしてしまった。
顔を背けたまま、持ってきたチョコを渡す。
「ハイ、これチョコレート。言っとくけど義理チョコなんだから勘違いしないでよね!」
…今年もまた可愛くない言い方をしてしまった。
だっていつも口喧嘩ばかりしてる私達なのに、いくらバレンタインだからっていきなり素直になんてなれない…。
「義理チョコなんだ…」
突然、歩が私を真剣な眼差しで見つめてくる。
「そ、そうよ!きまってるじゃない!」
何故か視線が痛くて、声が上擦ってしまった。
「…じゃあ、受け取れない」
「え…?どうして…」
予想外の答えに鼓動が早くなる。
歩は今までチョコを受け取らなかったことなんてないのに、私のだけ…?
そう思うと何だか熱いものが込み上げてきた。
「違うの!ホントは義理チョコなんかじゃなくて…歩が好きなの…。お願い、受け取ってくれるだけでいいから…」
 
 
「…そこまで熱い告白してもらえるとは思ってなかったなぁ」
「え?」
「真琴さ、俺のことずっと好きだったんだろ?」
「なっ…自惚れないでよね!アンタなんか大嫌…」
殴ろうと振り上げた腕をパシッと掴まれて、そのまま歩の方へ抱き寄せられた。
「あっ…」
歩の髪が頬のあたりに触れる。
濡れた髪の冷たい感触と、歩の熱い体温が私を包み込んだ。
私と同じ位、早い歩の鼓動…。
「俺はずっと前から真琴のこと好きだった」
じっと見つめられて胸がいっぱいになる。
歩も私のこと、好きだったなんて…。
「チョコだけじゃなくて真琴も貰いたいな」
顔を少し赤らめた歩がそう告げる。
その姿が何だかとても愛しく感じた。
「いいよ…」
 
 
―――――私はソファの上で歩に抱かれていた。
服を捲り上げ、歩の手が私の胸をブラ越しに優しく揉みしだき、舌が私の口内に差し込まれた。
「んん…」
チョコの甘い味が口いっぱいに広がる。
「おいしいよ、真琴の作ったチョコ。それに真琴も…」
そう言いながらスカートの中に手を入れ、下着越しに割れ目をなぞる。
「下着越しでもわかるよ。すごく濡れてる」
「あんっ…」
歩は今まで上下にスライドさせていた指を止めて、ある一点の部分だけを攻め立てる。
その度にじゅぷじゅぷと厭らしい音が響いた。
「やぁっ、そこダメ…!」
「まだまだだよ…」
下着の脇から指を差し込み、直接既に勃起している肉芽を摘み、擦り上げる。
胸、耳、首筋、背中…
歩の細やかな愛撫に何度も何度も嬌声を上げ続け、ついに歩と一つになった。
怒張した歩の男性自身が私の中をどんどん押し広げてゆく。
「あぁっ、イイ…ッ!」
歩のモノが私の膣を擦り上げ、深く浅く、時には早く激しく腰を打ち付ける。
「好きだよ、真琴…」
揺れ動く歩の髪を見つめながら、私は高みへと昇り詰めていった―――――。
 
 
「ねぇ…来年もチョコ受け取ってくれる?」
「いいけど、今度はちゃんとバレンタインの日にくれよな」
私の髪を撫でながら、優しく微笑んでそう告げた。
歩、来年のバレンタインまでにはもっと素直に気持ちを伝えられるように頑張るから…。
 
 
< 完>
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